事業と使命を見つめ直していました。

久しぶりの更新となってしまいました。
一週間に一回は更新する予定でしたが、20日間のブランクとなってしまいました。

このブランクの間に、事業にも動きがあり、その将来性の見極みや現在の事業との相関関係など色々と考察していました。

そういった新事業の意思決定の場面では、

①その事業を定量的に判断してどうなのか?
②その事業を定性的に考えて取り組むべきなのか?


という2つの側面があると自分は考えています。

定量的な側面では、予想される「投資」と生み出される「利益」に、どこまで信ぴょう性をもたせることができるのか
が重要になりますね。

その事業に取り組むのか?、取り組まないのか?は優等生的な言い方をすれば、予想される「投資」と生み出される「利益」を、
あらゆる諸条件から可能な限り高い精度で叩き出し、結果としてROIなどの指標を用いて意思決定を行うでしょう。

単純に、1200万円の投資をして飲食店を開業する計画を立てます。(投資回収に算入されない保証金等は除外します。)
事業計画では、その投資に対して生み出される年間利益が400万円とします。ROIは33.3%になりますね。
約3年で投資した1200万円が戻ってくる計算になります。
投資回収対象期間が3年であれば、投資判断としては前向きに検討しても良いでしょう。

その年間利益400万円は、
予想される売上高3000万円・原価率35%・人件費率25%・その他の販管費800万円(営業外収支は考慮しない。)
から叩き出された数字だとします。

しかしながら、

先ほど、ROIが3年なら、意思決定を前向きに進めて良いのでは?とお伝えしましたが、
決定権者がROIだけを見て判断したとすると答えはNOになります。

まさに、投資と利益の信ぴょう性に他なりません。

・そもそも投資は本当に1200万円で収まるのでしょうか?
・年間売上高3000万円は、何を根拠に算出された数字なのでしょうか?
・原価率35%はきちんとシュミレーションされた結果なのでしょうか?
・人件費率はは、オペレーションや時給相場にズレはありませんか?
・水道光熱費、販売促進費、修繕費など、出来る限り精査していますか?

いい加減に数字遊びをして作りだされたROI50%より、
その数字に信ぴょう性を持たせる為に、限りなく精査された(根拠付けされた)数字に基づいて算定されたROI20%
の方が比較にならないほど撤退リスクは低くなります。

残念ながら、その信ぴょう性を見極めないままに、勇み足となり撤退を余儀なくされるケースが多いです。

この20日間で考察した新事業については、決して運営店舗を増やすということではありませんが、
定量的な側面については、精査をした上で取り組むべきだと結論付けました。

しかし、事業の意思決定は、定量的な判断材料だけがもたらすわけではありません。
意思決定のもうひとつの側面である、「定性的な側面」も重要な判断材料だと考えます。

新しい事業の定性的な側面について、自分はどう考えたのか?
その大きな軸が、「社会的使命とは?」ということでした。

これについては、次回語らせてください。

pageup_btn1